焼津鰹節
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平成18年12月8日地域団体商標(登録番号)に登録されました


1.焼津の鰹節製造は歴史と伝統があり、県内外において知名度も高い。

焼津と鰹節のべージでも詳しく紹介していますが、焼津の鰹節の起源から申しますと約1400年前の弥生時代からの歴史があります。とくに明治に入って焼津の鰹節の製法の研究が進み、今では焼津の鰹節が全国の標準の型となりました。毎年5月には焼津の鰹節製造を後世に伝えるため焼津鰹節伝統技術研鑽会で技術指導が行われています。

2.焼津港という遠洋漁業の基地があり、とくに原料の鰹の水揚げが日本一である。

焼津市内にある焼津港は原料の鰹の水楊げが他の産地よりも多く、焼津の鰹節製造業者は、製造に必要な鰹原魚の大部分を焼津港から仕入れています。

3.焼津で鰹節を製造している業者は焼津鰹節水産加工業協同組合に所属している。

原料から鰹節を製造するすべての業者が焼津鰹節水産加工業協同組合に所属しています。焼津鰹節の地域ブランド品は焼津鰹節水産加工業協同組合が管理し、ブランドマークを発行しています。
以上の条件で焼津鰹節は鰹節製品では国内唯一、地域団体商標に登録されました。

地域団体商標制度とは


現在一般に使われている”かつおぶし”という名称は、戦国時代から江戸時代初期の間に堅魚から変わったものと思われます。しかし、当時の鰹節は現在の鰹節とは相当なへだたりがあったようです。その後、延宝2年(1704年)に紀州(和歌山県)の漁師である甚太郎があみだした「燻乾法」が、現在の鰹節という言葉の起源と言い伝えられています。焼津においては徳川三代将軍家光時代の、当地方の田中城主(藤枝市にあった)松平伊賀守忠晴が遺した古文書、寛永19年(1642年)の「萬覚」と「駿河田中城中覚書」の中に、田中領分にあるものとして、”かつお節”の名称が残されています。これらの史実からみると焼津では、すでにそれより50年余早く”かつお節”の名称が用いられていたのです。