2011.09.22
焼津神社の境内にあります郷魂祠が伸びた木の根っこで浮いて場所により隆起、陥没などして傾いてしまいました。ほかにも平成21年8月11日の静岡沖地震の影響等、老朽化が顕著となりました。今年も10月27日と28日に慰霊の郷魂祠祭(きょうこんしさい)が行われますが、それに間に合うように修繕を行うことになりました。
修繕のため一時的に御霊を移す遷座祭は焼津神社と焼津鰹節組合が執り行います。日程については、仮遷座祭を9月28日に、修繕後、本遷座祭は10月24日に夜8時より行います。主に青年会員4人が白装束をまといお社の御霊を白い布で覆いながら、数個の提灯の明かりを頼りに御霊神社に移動させます。画像で記録したいのですが、フラッシュ禁止ですので、うまく写るのかどうか心配です。
※ 郷魂祠祭(きょうこんしさい)についてはこちらを参考
2011.07.06
平成23年6月18日(土)、19(日)に第6回食育推進全国大会『ふじのくに食育フェア2011』が三島駅からほど近い3つの会場(東レ総合研修センター、日本大学三島校舎、三島市立北小学校)で開催されました。
毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」となっています。
“食のもてなし、知る・つくる・楽しむ~ふじのくに食の都へようこそ~”をテーマおこなわれ、215ブース、129団体(内閣府66団体・静岡県63団体)が出展。会場には薬丸裕英氏(タレント)、永島敏行氏(俳優)、三國清三氏(洋食料理家)、服部幸應氏(服部学園理事長)らも訪れ大いに盛り上がりました。
焼津鰹節 組合でもかつお節削り体験コーナーを設け、大勢の来場者に削りたての風味豊かな鰹節を味わってもらいました。
2011.07.01
平成23年6月18日(土)、19(日)に第6回食育推進全国大会『ふじのくに食育フェア2011』が三島駅からほど近い3つの会場(東レ総合研修センター、日本大学三島校舎、三島市立北小学校)で開催されました。
毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」となっています。
“食のもてなし、知る・つくる・楽しむ~ふじのくに食の都へようこそ~”をテーマおこなわれ、215ブース、129団体(内閣府66団体・静岡県63団体)が出展。会場には薬丸裕英氏(タレント)、永島敏行氏(俳優)、三國清三氏(洋食料理家)、服部幸應氏(服部学園理事長)らも訪れ大いに盛り上がりました。
組合でもかつお節削り体験コーナーを設け、大勢の来場者に削りたての風味豊かな鰹節を味わってもらいました。
2011.06.24
6月25日(土)、26日(日)の2日間、焼津さかなセンターでおもしろ倶楽部が開催されます。
イベント広場で焼津鰹節組合も昔ながらの手削りで鰹節を削る体験を行います。
是非、家族そろってお出かけください。
詳しくは焼津さかなセンターのHPで↓
http://www.sakana-center.com/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20110614&ID=81
2011.06.11
去る6月7日午前8時より静岡県水産技術研究所加工棟にて、技術指導員はじめ役員・青年会員多数参加のもと、23年度の焼津鰹節伝統技術研鑽会切込作業が行われました。近年の鰹節製造はパック入りの削り節や液体だしなどの製品のための原料製造が多く浸透しています。ですから鰹節製造業者の多くは製造工程が機械化により、先人たちが編み出した焼津独自の製造法が失われつつあります。そこで後継者たちに本節製造の技術を体得し、後世に残しておこうという目的で毎年行われているのが研鑚会です。現在、焼津市の指定無形文化財となっています。
今回使用したのは約5.4kgの一本釣り南方冷凍鰹を担当者が吟味して選んだものを90匹使用しました。これを前日容器に入れ解凍しておきました。
当日は技術指導員(講師・マイスター)の指導のもと青年会員が包丁の砥ぎ方から頭落し、三枚卸し、煮熟、水骨抜、修繕、一番火(手火山方式)までの作業工程を行いました。
最初に包丁を研ぐことから始まります。やはり道具を大事にすることも伝統というか職人としての勤めかもしれません。
講師の方々が切り込むのを青年会員がじっくりと観察します。すばらしい包丁さばきに長年の経験がそこにはあります。やはり青年会員とは格が違いました。その後青年会員への指導が始まりました。鰹節組合の青年会員と言っても鰹を実際に包丁で切っている人は少ないです。毎年1回のこの講義にだけ包丁を持つ者もいます。頭ではわかっていてもうまくは切れません。それでも鰹節に関わる仕事に携わっている限りこの知識を持っていることは役に立ちます。
そして昨年と同様、途中小学生の見学がありました。生切り工程や煮熟、骨抜き、乾燥工程の説明を行いながら、最後にその場で削り機で削った削り節を食べて貰い、お土産を提供しました。この子供たちの中に将来伝統を受け継ぐ人が生まれるのでしょうか、期待したいですね。
生切りされた鰹は煮塾釜で煮られます。その後釜から出して骨抜き作業を行いました。水槽の中で行うので水骨抜きといいます。これは機械化が進んでも人の手が必要な作業です。
骨抜きが終わると一度蒸気殺菌して修繕の作業に入ります。修繕は煮た鰹のひび割れや凹凸に生切りで余った鰹のすり身を使って平らにする作業です。本枯節製造ならではの作業でもあります。カビをつけない荒節製造が主たる現在にはあまり行われない作業です。修繕された後は生身を含むすり身を定着させるためにいったん蒸気窯に入れます。
本日最後の仕上げは手火山(てびやま)と言われる設備での乾燥作業を行いました。最近は一気に大量に乾燥させる設備を各社使用しています。今現在、手火山を使用している業者はほんの一部だけです。それでも焼津はクヌギやナラなどの枯れたいい薪を使うので香りは逸品です。今年は手火山のせいろを新調しましたのでせいろが黒いすすがついていなくて真っ白です。
最後に市内業者に委託するためにセイロに並べ終了。その後乾燥作業を行い、表面を削って、カビ付けと天日干しを繰り返し、秋に皇居で行われる新嘗祭のために厳選された鰹本枯節が献上される予定となっています。
2011.05.11
平成23年6月7日(火)午前8時より静岡県水産技術研究所加工棟にて、技術指導員はじめ役員・青年会員多数参加のもと、焼津鰹節伝統技術研鑽会切込作業を行います。
焼津鰹節伝統技術研鑽会は焼津市の市指定無形文化財です。焼津鰹節伝統技術研鑽会で半年かけて作られた鰹節は秋の皇室の新嘗祭に厳選された物が献上されます。
今回は切込作業ということで技術指導員(講師)および青年会員が包丁の砥ぎ方から、頭落し、三枚卸し、煮熟、水骨抜、修繕、一番火(手火山方式)までの作業工程を行う予定です。
一般の見学者も随時歓迎いたします。是非この機会に焼津の伝統ある鰹節づくりをご覧になってください。
昨年の研鑽会です↓
http://www.yaizukatuobushi.jp/blog/?p=490
会場
静岡県水産技術研究所 静岡県焼津市小川3690
お問い合わせ
詳しくは焼津鰹節組合まで 電話:054-627-4141
E-mail:katubusi@abeam.ocn.ne.jp
お問い合わせフォーム
2011.03.30
3月25日(金)18時30分から焼津鰹節会館において焼津鰹節組合青年会の第40回通常総会が開催されました。
平成22年度の事業報告と決算報告、平成23年度の事業計画と予算の発表、それぞれの承認が行われました。
総会の最後に記念撮影を行いました。
終了後、焼津鰹節会館近くの花の里にて青年会OBを交えての懇親会が行われました。
2011.03.18
まずは東北地方太平洋沖地震にて被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心より願っています。
さてこのたび来月4月10日開催予定でした焼津みなとまつりは、東北地方太平洋沖地震による被害を考慮し、マラソンを含むイベントすべてが中止されることになりました。
当組合の青年会も即売会に参加予定でした。
毎年恒例の花かつお実演販売、鰹パック詰め放題等に期待してくださったお客様には残念でございますが、また来年度機会がございましたらよろしくお願い申し上げます。
昨年の即売会
2011.02.28
2月19日と20日にツインメッセ静岡で開催された、『しずおか食の彩典』に出展してきました。
このイベントは静岡商工会議所の主催で、静岡県内の特産品等静岡の食が一同に楽しめるイベントでした。
今回組合は削り節の実演販売をはじめ、鰹本節、組合員の商品、削り器の販売を行いました。
イベント開催両日は多くの来場者に焼津鰹節のPRを行い、また食育の一環として小さなお子様に削り器を使い削り体験をしてもらいました。
2011.02.14
2月5日午前5時よりマルシン進藤さんの工場にて青年会員のみの参加のもと、かつおの生切りの研修が行われました。
今回は「生切り」⇒「水骨ぬき」⇒「手火山」まで作業を行ないました。
青年会員8名参加で生切りの作業「頭切り、腹身切り、三枚おろし」を行いました。
水の中での骨抜きは鰹の表面の摩擦が減って鱗や骨の処理が楽です。
また浮力がかかって作業が簡単で鰹の身が崩れないのです。
この日は最後に手火山であぶります。
積み替えをしないとムラが出ます。
この日作られた鰹荒節の半製品は、仕上げの焙乾作業を行い完成します。
完成した鰹荒節は4月に開催されます焼津みなとまつりで削って販売します。
※来月4月10日開催予定でした焼津みなとまつりは、東北地方太平洋沖地震による被害を考慮し、マラソンを含むイベントすべてが中止されました。