奈良平城宮跡で古代鰹節の貢納式
2010.11.01
平成22年10月24日(日)に平城遷都1300年記念事業、【古代鰹節の再現と志太郡衙~焼津鰹節の源流探訪~】の一環として、奈良平城宮跡の朱雀門前で、古代鰹節(煮堅魚)の貢納式を執り行いました。
この貢納式は藤枝志太郡衙より、古代の税の一つである地域の特産品を平城京に納める儀式を再現しました。
午後1時、平城宮跡に一同が到着し、郷長の挨拶で始まり運脚が平城宮役人の前に、運んできた煮堅魚を差し出し検品をお願いしました。このころには、朱雀門前には、多くの来場者が集まり、映画のワンシーンを撮影しているかのような盛り上がりでした。
検品後、役人は「現物、数量とも間違いないと認め受領し、一同に駿河国まで無事帰ることを願う」と述べました。一同は、無事務めを果たし平城宮を後にしました。
貢納式終了後、平城宮内を、当時に似た衣装で歩きながら、煮堅魚の貢納に来たこうを紹介する。途中、来場者から「此れは何」「どうやって作ったの」「1300年前の鰹節」「食べられるの」など多くの質問があり其の中でも「鰹節て何」と言われた時には唖然としましたけれど、一つ一つ説明しました。
交流広場で、古代鰹節と志太郡衙の紹介及び焼津鰹節の紹介を行い、パンフレットを配りました。配り始める前から長蛇の列が出来関心の大きさが伺えました。
平城遷都1300年祭マスコットキャラクター「せんとくん」が現れ一段と盛り上がったところへ、静岡県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」も駆けつけてくれ更にヒートアップしました。「ふじっぴー」から煮堅魚を「せんとくん」に手渡し大盛り上がりで、無事イベントを終了することが出来ました。
8月の古代鰹節づくりから始まり、志太郡衙のイベント、今回の奈良のイベントと続き、ひとまずこのプロジェクトは終了しました。
各イベントにたくさんの人にお越しいただき感謝いたします。また此れも、一重に関係者様のご尽力の賜ものと感謝致します。
主催
「古代鰹節を再現する会」
静岡福祉大学・静岡県水産技術研究所・焼津商工会議所・焼津信用金庫
協力
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